地球から10万光年もはなれたところにある惑星ベアーズ。
地球よりももっともっと文明が発達している星です。
その星に住むくまくま星人に、プリン屋さんをやっている「ネネ」と「ごんぞう」という兄妹がおりました。
ある日2人はお店をお休みにして、宇宙船に乗ってちょっとした小旅行にでかけることにしました。
「ネネ」と「ごんぞう」が出かけた先は、「宇宙旅行パンフレット」に載っていた、地球という太陽系の星。
水のある美しい星と紹介されていたので、2人はわくわくどきどき。
やっと地球の上空まで来たので2人は大喜び!
手を取り合って喜んだり、飛んだり跳ねたり大はしゃぎ!
操縦ハンドルを握っていなくてはならないのに、うっかり忘れて手を放してしまいました。
「あぶない!」と思った瞬間、宇宙船はもう墜落を始めてしまいました。
ひゅ〜ん、どっか〜ん!
落ちた先は山の中。
宇宙船から出られなくて困っていると、地球人が助け出してくれました。
大きな音に驚いた地球人が、様子を見に来たようです。
その地球人の名前は、「けーすけ」といいました。
幸いにも「ネネ」も「ごんぞう」もたいした怪我はしていませんでした。
だけど宇宙船はボロボロ。もう動きません。
「けーすけ」にどうしたらいいか訪ねてみると、「車屋さんに引き取ってもらうのがいいよ。」と教えてくれました。
宇宙船がなくなってしまったので、「ネネ」も「ごんぞう」も惑星ベアーズに帰れません。
旅行を楽しむどころか、不安で悲しい気持ちになってきました。
「けーすけ」に宇宙船がどこで買えるか聞いてみたところ、「まずはお金を貯めなきゃね。」と教えてくれました。
宇宙船を買うには、なんと100億円もかかるようです。
「ネネ」も「ごんぞう」もびっくり仰天!
惑星ベアーズでは、宇宙船は100万円ほどで買えるからです。
「ネネ」と「ごんぞう」には、どうやってそんな大金を貯めればいいのか見当もつきません。
「もう惑星ベアーズには帰れないのか。」と思うと、悲しくなって2人は泣き出してしまいました。
え〜ん、え〜ん!
それを見ていた「けーすけ」は、2人が気の毒に思えてきました。
「何か仕事をしてみたら?お金が貯まって宇宙船が買えるかもしれないよ。」
それを聞いて、「ネネ」と「ごんぞう」は少し元気が出てきました。
ネネとごんぞうはプリン屋さんをやっていたので、地球でもプリンを売ってお金を貯めようと決めました。
でも、材料もなければ作る道具もお店もありません。
2人が「どうしよう?」と困っていると、「けーすけ」が手伝ってあげると言ってくれました。
「けーすけ」は山口市の湯田で「こ熊や」というお料理屋さんをやっている料理人なので、プリン作りを手伝ってくれることになりました。
「けーすけ」は「熊」つながりで、人ごとだとは思えなくなってしまったようです。
こうしてくまくま星人の「ネネ」と「ごんぞう」は、「けーすけ」夫婦の家に住ませてもらうことになり、プリンを売って、宇宙船を買うお金をためることになりました。
車屋さんに引き取ってもらった、壊れた宇宙船は、18万3千円になりました。
「けーすけ」から貯金箱をもらったので、そこにお金を貯めていくことにしました。
自動販売機でジュースを1本ずつ買って飲んだので、貯金箱の中身は…
182,760円
がんばれネネ!
がんばれごんぞう!
100億円まで、あと…
9,999,817,240円!
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